勤務経験などの情報をアピールしよう
会社を立ち上げるにあたり、資金が足りないというケースは珍しくありません。
その際に多くの人が選択しやすいのはお金を借りるという手段です。
スムーズに審査を通過できれば、これほど手軽に資金を調達できる方法はないでしょう。
しかし、公的な機関を除いて、融資する側にとってもビジネスであることを忘れないでください。
つまり、回収できる見込みがないと判断された場合、一銭も貸してもらえないということです。
事業を長く続けているなら、お金を借りるというミッションの成功率は高まります。
それだけの実績があるので、資金繰りが苦しくても回復すると判断してもらえるからです。
一方、これからスタートする企業はそのような判断材料がありません。
起業業界はとてもシビアなので、いくら熱弁をふるったところで、好意的なレスポンスを得られない場合もあります。
そのようなケースでは、少しでも肯定的な解釈を引き出せしそうな情報を提供しましょう。
たとえば、独立してビジネスを始めるなら、以前の勤務経験を伝えることも有効です。
そこで長い実績があると分かれば、一人立ちしてからも成功しやすいと見なしてもらえるでしょう。
お金を借りるうえで、スキルや資格などもアピールできる要素になります。
開業予定地も信頼性を高める材料に!
事業の先行きが明るいと思ってもらえれば、お金を借りれる確率はアップします。
そこでポイントになるのは、事業を成立させるための取り組みを着実に行っていることです。
スタートでつまずいて失敗するケースが多く、たいていの企業は起業から1年以内に倒産しています。
金融機関もそのデータを持っているので、ビジネスが軌道に乗りそうか詳しく検討するのです。
とはいえ、起業時にチェックできる内容は限られています。
企業としての実績がないため、現時点における準備の充実度が重視されるというわけです。
その中でも特に注目されるのは開業予定地です。
お金を借りれる企業は、事業に有利な場所に拠点を構えていることが多いです。
現在仮押さえ中でも構わないので、ビジネスで有利なエリアで起業するなら積極的にアピールしましょう。
移転の計画があるならそれも伝えたおくのが得策です。
最初は田舎で起業しても、都会に拠点を移すことはよくあります。
すでに計画があるなら、事業の見通しも明るいと思われ、お金を借りれる見込みが大きくなります。
ただし、やみくみも伝えるだけでは夢物語と認識されかねません。
その裏付けとなる事業計画書も一緒に見せてることが条件です。